用語集

EN 813

読み方
いーえぬはっぴゃくじゅうさん

EN813(いーえぬはっぴゃくじゅうさん)とは、欧州標準化委員会(CEN)が制定したシットハーネス(座席ハーネス、Sit Harness)の欧州規格で、ロープアクセス工法における懸垂作業(ロープに吊られた状態での長時間作業)に必須となる座席型ハーネスの性能基準を定める規格である。EN813適合のシットハーネスは、(1)腰回り・腿回りを支持する座席型構造、(2)腹部正面の中央アタッチメントポイント(懸垂作業時の支持点)、(3)長時間懸垂の快適性(パッド・形状最適化)、(4)下降器・上昇器・道具袋などの取付スペース、(5)作業者の動きやすさ確保、などの特徴を持つ。EN813の要求性能は、(A)静的強度15kN以上、(B)動的衝撃試験、(C)長時間懸垂後の姿勢保持、(D)金属部品の腐食試験、(E)人間工学的適合性、などである。ロープアクセス作業では、EN813シットハーネスは単独使用ではなく、EN361(フルボディハーネス)と組合せた「インテグラルハーネス(統合型ハーネス)」として使用されることが多く、(i)EN361:墜落停止機能、(ii)EN813:懸垂作業中の体重支持、(iii)EN358:作業位置保持、の3規格を一体化した多機能ハーネスが標準装備として活用される。代表的な対応製品は、(A)PETZL AVAO BOD FAST(フル統合型、ロープアクセスの世界標準)、(B)PETZL FALCON(軽量懸垂特化型)、(C)SKYLOTEC RIGON DUO、(D)KONG SIERRA DUO、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事におけるロープアクセス施工で、外壁塗装・防水・タイル工事などの長時間懸垂作業を快適・安全に行うための中核装備として使用される。明誠はフランチャイズ加盟店全てに国際基準準拠のハーネス使用を徹底している。

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