用語集
EMI対策接着剤
EMI対策接着剤(いーえむあいたいさくせっちゃくざい)とは、EMI(Electromagnetic Interference、電磁波干渉)対策として、電子機器や電子部品の電磁ノイズを遮蔽するための導電性接着剤の総称で、現代の電子・電気機器産業における重要な機能性接着剤である。電磁波対策の必要性は、(1)電子機器の高性能化・高密度化に伴う電磁ノイズ発生、(2)周辺機器への干渉(誤動作・通信障害)、(3)電磁波法規制(EMC規制、EU・EMC指令、米国FCC規制、日本のVCCI規制)への対応、(4)医療機器・自動車・航空機など安全性が求められる用途への適用、などの観点で重要性が高い。EMI対策接着剤は、(A)銀フィラー入り(高導電性、最高性能、コスト高)、(B)銅フィラー入り(中間性能、コスト中)、(C)カーボンフィラー入り(基本性能、コスト安)、(D)ニッケルフィラー入り(特殊用途)、など多様な配合があり、用途・性能要求・予算に応じて選定する。代表的な用途は、(i)スマートフォン・タブレット・PCの筐体内接合、(ii)車載電子機器(ECU、車載カメラ、レーダー)、(iii)医療機器(MRI室、X線装置)、(iv)通信機器(基地局、ルーター)、(v)防衛・航空宇宙機器、などである。建築分野では、(イ)電磁波シールド工法(病院のMRI室、研究室のクリーンルーム、放送局スタジオ)、(ロ)情報セキュリティ対策(盗聴防止室、機密管理エリア)、などで特殊建材として活用されるケースがある。マンション・ビル・ホテルの一般的な大規模修繕工事では使用頻度は低いが、特殊用途建物の改修では必要となるケースがある。明誠はフランチャイズ加盟の電気・通信工事会社との連携で多様な特殊改修ニーズに対応できる。

