用語集
イーサリアム
イーサリアム(Ethereum、ETH)とは、2015年にロシア出身のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)が中心となって開発・公開された分散型ブロックチェーンプラットフォームで、暗号資産「Ether(イーサ、ETH)」の発行・取引基盤と、スマートコントラクト(自動執行型契約プログラム)の実行環境を統合した、現代の暗号資産市場で時価総額第2位(2024年現在、約4,000億ドル規模)の重要プロジェクトである。ビットコイン(BTC、暗号資産第1位)が「デジタル通貨・価値保存」に特化するのに対し、イーサリアムは、(1)スマートコントラクトによる多様なdApps(分散型アプリケーション)の実行基盤、(2)NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)の発行・取引、(3)DeFi(Decentralized Finance、分散型金融)の構築、(4)DAO(Decentralized Autonomous Organization、分散型自律組織)の運営、(5)GameFi(ゲーム×金融)、(6)メタバース、などの多様な用途を支える汎用ブロックチェーンとして発展している。2022年9月の「The Merge」アップグレードでProof of Stake(PoS、ステーキング型コンセンサス)に移行し、電力消費を99.95%削減(環境配慮型ブロックチェーンへの転換)。建設業・不動産業との関連は、(A)不動産NFT(建物・土地の権利のトークン化)、(B)スマートコントラクトによる賃貸契約・売買契約の自動化、(C)建設プロジェクトのトークン化・分散型資金調達、(D)建材・施工履歴のブロックチェーン管理、などの応用研究が進行中である。明誠はJCSAを通じて建設業界のブロックチェーン・Web3関連動向情報を会員に発信し、将来的なテクノロジー活用機会の啓発を行っている。

