用語集
Eディフェンス
E-ディフェンス(いーでぃふぇんす、E-Defense、実大三次元震動破壊実験施設)とは、兵庫県三木市に立地する国立研究開発法人防災科学技術研究所が運営する世界最大規模の振動実験施設で、実物大の構造物・建物を3次元方向に大型振動台で振動させて、地震時の挙動・損傷・破壊メカニズムを実証する世界トップクラスの防災研究施設である。2005年運転開始、阪神・淡路大震災(1995年)の教訓を活かして整備された。主要仕様は、(1)振動台サイズ:縦20m×横15m(300㎡)、(2)最大搭載重量:1,200トン、(3)最大加速度:水平±900gal、上下±1,500gal、(4)最大速度:水平±200cm/s、上下±70cm/s、(5)最大変位:水平±100cm、上下±50cm、(6)周波数範囲:DC〜50Hz、と世界最大規模の振動性能を持つ。これにより、(A)実物大の木造住宅、(B)鉄筋コンクリート造マンション(最大10階建相当)、(C)鉄骨造工場・倉庫、(D)橋梁・トンネル等の土木構造物、(E)原子力発電施設の機器、などを実物大で振動実験できる。実施された主要実験は、(i)阪神・淡路大震災(1995年)の再現実験、(ii)東日本大震災(2011年)の再現実験、(iii)熊本地震(2016年)の再現実験、(iv)首都直下地震・南海トラフ地震の予測実験、(v)長周期地震動の超高層ビル影響実験、などで、(a)建築基準法の改正、(b)耐震基準の高度化、(c)免震・制振技術の開発、(d)構造設計手法の改良、などに大きく貢献してきた。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における耐震診断・耐震補強でも、E-ディフェンスの研究成果が基準・技術の根拠として活用される。明誠は建物の耐震性能向上提案も含む総合的な修繕プランを実現する。

