用語集

EBクロス

読み方
いーびーくろす

EBクロス(いーびーくろす、Electron Beam Cured Wallpaper)とは、壁紙(クロス)の表面に電子線(Electron Beam、EB)を照射して表面の樹脂を硬化させ、耐傷性・耐汚染性・耐薬品性などを大幅に高めた高機能クロスの総称で、現代の高機能壁紙市場で人気が拡大している先端建材である。電子線硬化(EB硬化)技術は、(1)電子加速器で生成された高エネルギー電子線(数百kV〜数MV)を樹脂層に照射、(2)電子の運動エネルギーが樹脂分子間の架橋反応を瞬時に開始、(3)秒単位の極めて短時間で完全硬化、(4)熱硬化やUV硬化と比較して、より深部まで均一に硬化、(5)溶剤を使わずに硬化(VOC・環境負荷ゼロ)、などの特徴を持つ最先端の硬化技術である。EBクロスの主要性能は、(A)鉛筆硬度4H以上(一般クロスはB〜HB)、(B)耐傷性(爪・家具引きずり・ペット爪に耐性)、(C)耐汚染性(マジック・ボールペン・食用油・コーヒーなどの汚れに対する耐性)、(D)耐薬品性(アルコール消毒液、塩素系漂白剤、酸性洗剤などへの耐性)、(E)耐熱性・耐光性、(F)拭き取り掃除の容易さ、などである。代表的な商品ラインは、(i)サンゲツ「リザーブ1000」シリーズ EBタイプ、(ii)リリカラ「LL」シリーズ EBタイプ、(iii)東リ「VS」シリーズ、(iv)シンコール「BIGACE」シリーズ、などである。主要用途は、(a)住宅・マンションのリビング・キッチン(汚れやすい場所)、(b)ホテル・旅館の客室、(c)医療機関・福祉施設(清拭消毒対応)、(d)保育園・幼稚園・学校、(e)店舗・商業施設、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における内装リニューアルでも、共用部や賃貸物件の専有部更新でEBクロスの採用が拡大している。明誠は外装と内装の総合提案で建物の総合価値向上を実現する。

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