用語集
EP330
EP330(いーぴーさんさんぜろ)とは、セメダイン株式会社が製造・販売するエポキシ樹脂系の低粘度注入材で、コンクリート構造物のひび割れ補修・剥離補修・空隙充填などで使用される標準的な構造用接着剤・注入材である。低粘度エポキシ樹脂注入材は、(1)粘度が低いため微細なひび割れ・空隙にも浸透可能、(2)2液混合反応硬化型で硬化後は強靭な塗膜形成、(3)コンクリート・モルタル・鉄部への高い付着性、(4)化学薬品・水・温度変化への耐性、(5)注入工法(樹脂を圧入してクラックを充填)に最適化、などの特徴を持つ。EP330の主要用途は、(A)コンクリート外壁のひび割れ注入補修、(B)スラブ床のひび割れ注入、(C)打継部・ジョイント部の補強注入、(D)鉄筋廻りの剥離部・空隙の充填、(E)タイル裏側の浮き部分への注入接着、(F)クラックの止水処理、などである。施工方法は、(i)ひび割れ部の清掃・乾燥、(ii)クラック沿いに注入用の小型台座(パッカー、座金)を一定間隔(10〜20cm)で取付、(iii)エポキシ樹脂を圧入器具(注入器、シリンジ、エアー注入装置)でゆっくりと圧入、(iv)樹脂が硬化(24時間程度)後にパッカーを撤去、(v)表面の段差を研磨・整形、で完了する。EP330の標準仕様は、(A)粘度:低粘度(液状、室温で容易に注入可能)、(B)混合比:主剤:硬化剤 ≒ 2:1(メーカー指定)、(C)可使時間:60分程度(室温20℃)、(D)硬化時間:24時間(室温20℃)で実用強度、(E)色:透明〜淡黄色、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における躯体補修工程で、(i)外壁ひび割れ補修、(ii)スラブクラック補修、などに標準的に使用される。明誠は適切な補修材選定と高品質施工で長期耐久性を実現する。

