用語集
EPDMシート防水
EPDMシート防水(いーぴーでぃーえむしーとぼうすい)とは、上記「EPDMシート」を使用した加硫ゴムシート防水工法のことで、エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴムシートを下地に施工して防水層を形成する工法である。EPDMシート防水の主要メリットは、(1)優れた耐候性(紫外線・オゾン・酸性雨に強い、20年以上の耐用年数を期待できる)、(2)柔軟性・伸び性が高く下地の動きに追従、(3)化学的に安定で経年劣化が少ない、(4)軽量で建物重量増加が少ない、(5)施工性が良い(接着工法・機械的固定工法から選択)、(6)リサイクル可能(一部メーカー)、などである。一方、注意点・課題は、(A)ジョイント部(シート同士の接合部)の施工品質が長期防水性能を左右、(B)鋭利な物の落下・引きずりで損傷リスク、(C)アスファルト系防水との相容性に注意、(D)施工技能を持つ熟練者の確保、(E)改修時の既存防水層との適合性、などである。施工フロー(接着工法の場合)は、(i)下地処理(清掃・補修・乾燥)、(ii)プライマー塗布、(iii)EPDMシートの位置決め・カット、(iv)裏面に接着剤塗布・下地に貼付、(v)ジョイント部(シート同士の重ね部分)の専用接合(自着テープ・接着剤・熱溶着)、(vi)端末部・立上り部・ドレン廻りの納まり処理、(vii)必要に応じてトップコート塗布、で完了する。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における屋上防水改修で、(A)軽量化が必要な構造、(B)長期耐用年数を求める高品質仕様、(C)環境配慮型の改修、(D)改修サイクル長期化(次回改修まで20年以上)、を求める案件で標準的に採用される。明誠はロープアクセス工法と組合せた施工で、足場費削減と高品質防水を両立する提案を実現する。

