用語集

EP100

読み方
いーぴーひゃく

EP100(いーぴーひゃく、Energy Productivity 100)とは、企業のエネルギー生産性(GDP・売上高あたりのエネルギー消費量の効率性)を2030年までに2倍(100%向上)にすることを目標とする国際的な脱炭素経営イニシアティブで、英国の気候変動グループ「The Climate Group」が主導する企業向け取組である。EP100は、(1)RE100(事業電力100%再エネ化)、(2)EV100(事業用車両100%電気自動車化)、と並ぶ「3つのE100イニシアティブ」を形成し、企業の脱炭素経営の3本柱として位置付けられる。EP100の主要要件は、(A)エネルギー生産性の倍増(2005年比または基準年比)を2030年までに達成、(B)ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム)の認証取得、(C)エネルギー効率化技術の積極導入(高効率機器・LED照明・断熱化)、(D)DX・IoT活用によるエネルギー使用の可視化・最適化、(E)定期的な進捗報告(The Climate Groupへの開示)、などである。世界の参加企業は2024年時点で約130社、業界別では、(i)製造業(DXC、エメラルド、住友林業など)、(ii)金融業、(iii)IT・テクノロジー業、(iv)小売業、(v)建設業、と多様である。日本企業の参加は積水ハウス・大和ハウス工業・住友林業・パナソニックなどがあり、建設・住宅業界からの参加が活発である。建設業界・不動産業界での取組は、(イ)ZEH(Net Zero Energy House)・ZEB(Net Zero Energy Building)の普及、(ロ)既存建物の省エネ改修(窓・断熱・LED化)、(ハ)再エネ電力調達(太陽光発電・PPA契約)、(ニ)BIM・IoTによる施工・運用効率化、(ホ)グリーン建材の調達、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における省エネ改修提案(断熱改修・LED化・遮熱塗装等)はEP100目標達成にも貢献する。明誠はJCSAを通じて建設業界のEP100・脱炭素経営情報を会員に発信している。

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