用語集
EVキックプレート
EVキックプレート(いーぶいきっくぷれーと)とは、エレベーターのかご扉の下部または三方枠の下部に取り付ける保護板(蹴り板、Kick Plate)のことで、利用者の靴・荷物のキャリーが頻繁に接触する部位を傷から保護する金物部材である。エレベーター扉の下部は、(1)利用者が乗降時に靴で蹴る、(2)スーツケース・キャリーカートの底部・キャスターが接触、(3)台車・搬入機材の擦過、(4)ペットのリード・尾の擦過、(5)清掃時のモップ・洗浄機の接触、などで頻繁に物理的負荷を受ける部位である。EVキックプレートは、(A)厚さ1〜2mmのステンレス板(SUS304ヘアライン仕上が標準)、(B)高さ100〜150mm程度、(C)扉幅または枠幅に合わせた寸法、(D)面取り加工(端部の安全性確保)、(E)固定はビス止めまたは接着剤、などの仕様で設計される。素材バリエーションは、(i)ステンレス(標準、耐久性・意匠性に優れる)、(ii)アルミ(軽量、コスト安)、(iii)真鍮(高級感、メンテナンスが必要)、(iv)銅(高級ホテル等の意匠用、緑青の経年変化)、などから建物用途・予算・意匠に応じて選定する。主要メーカーは、(A)三菱電機ビルテクノサービス、(B)日立ビルシステム、(C)東芝エレベータ、(D)フジテック、(E)独立系内装業者、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事におけるエレベーターリニューアル工事で、(i)既存キックプレートの摩耗・損傷部の交換、(ii)リニューアル時の高耐久仕様への更新、(iii)意匠リニューアル時のステンレス・銅などへの素材変更、(iv)バリアフリー対応化(突起のない平滑な仕上)、などが標準的に提案される。明誠はEV関連の総合リニューアル提案で建物の機能性・意匠性向上を実現する。

