用語集

EVシャフト

読み方
いーぶいしゃふと

EVシャフト(いーぶいしゃふと、Elevator Shaft、エレベーター昇降路)とは、マンション・ビル・ホテルなどの建物内でエレベーターのかごが昇降するための縦方向専用の貫通空間(シャフト)のことで、建物の構造的・機能的に極めて重要な縦動線空間である。EVシャフトの主要要素は、(1)昇降路(かごが昇降する垂直空間)、(2)機械室(モーター・制御盤・ガバナ等の駆動機器を収納)、(3)ピット(昇降路の最下部、緩衝装置を設置)、(4)ガイドレール(かご・釣り合いおもりの走行軌道)、(5)ロープ・ベルト(駆動用ワイヤーロープまたは平ベルト)、(6)かご扉・乗場扉、(7)巻上機(エレベーターの動力源、機械室または昇降路内)、などである。建物計画上の重要事項は、(A)建築基準法・消防法の遵守(シャフト周囲の防火区画、避難経路)、(B)構造的安全性(地震時のシャフト変形抑制)、(C)保守点検のためのアクセス性、(D)将来のリニューアル余地、(E)他のシャフト(EPS、DS、PS)との位置関係、(F)建物の意匠・動線計画への影響、などである。EVシャフトの方式は、(i)機械室あり(従来型、機械室を屋上または最上階に配置)、(ii)機械室なし(MRL = Machine Room Less、巻上機を昇降路内に配置、近年の主流)、(iii)油圧式(低層建物、機械室を地階に配置)、と多様である。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事におけるエレベーターリニューアル工事で、(A)EVシャフト内の防錆塗装、(B)昇降路の防音・防振補強、(C)機械室の防水・断熱改修、(D)ピットの防水・湧水対策、(E)配線・配管の更新、(F)耐震補強、などが標準的な改修工程となる。明誠はEV関連の総合リニューアル提案で建物の機能性・耐久性向上を実現する。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!