用語集
EVリニューアル
EVリニューアル(いーぶいりにゅーある、Elevator Renewal)とは、エレベーターを既存建物に設置したまま、機器・内装・制御系を更新する一括または部分的な更新工事の総称で、現代の建物メンテナンス・保守事業における重要な工事カテゴリーである。エレベーターの一般的な耐用年数は、(1)機械系(巻上機、ガイドレール):25〜30年、(2)電気系(制御盤、配線):15〜20年、(3)内装:10〜15年、と部位ごとに異なるため、築年数、使用頻度、保守状況、建物用途、予算に応じて適切なリニューアル工法を選定する。EVリニューアルの主要工法は、(i)フルリニューアル:全機器交換、約2,000〜3,000万円/基、工期2〜3ヶ月、(ii)準制御リニューアル:制御系のみ更新、約500〜1,000万円/基、工期2〜4週間、(iii)内装リニューアル:化粧フィルム・床シート貼替、約100〜300万円/基、工期1〜2日、(iv)部品交換型保守(POG契約延長)、と多層的な選択肢がある。リニューアル時期の判断基準は、(A)築年数(築25〜30年で多くの建物がフルリニューアルを検討)、(B)保守費用の増加、(C)法規制への不適合、(D)住民・利用者の不満、(E)建物保有計画、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事と同時期にEVリニューアルを実施するケースが多く、(i)足場・養生の共有でコスト削減、(ii)工事期間の集中化で住民影響最小化、(iii)建物全体の意匠統一、(iv)資金計画の一括化、などのメリットがある。明誠は3工法(足場・ロープアクセス・ハイブリッド)とEVリニューアルの並行提案で総合的な建物価値向上を実現する。

