用語集

伊賀上野城

読み方
いがうえのじょう

伊賀上野城(いがうえのじょう、Iga Ueno Castle)とは、三重県伊賀市上野丸之内に立地する歴史的城郭で、「日本一の高石垣」(高さ約30m、大阪城の高石垣に匹敵する規模)を持つことで著名な、現代の重要な歴史的建築・文化財・観光資源である。伊賀上野城の歴史は、(1)1585年(天正13年)築城開始(筒井定次による)、(2)1611年(慶長16年)藤堂高虎による大改修(現在の高石垣・本丸を整備)、(3)江戸時代に伊賀の中心拠点として機能、(4)明治維新後に廃城(1873年)、(5)昭和10年(1935年)天守閣再建(木造復元)、(6)現在は国の史跡指定、と長い歴史を持つ。建築的特徴は、(A)日本三大高石垣の一つ(大阪城、丸亀城、伊賀上野城)、(B)藤堂高虎の築城技術(穴太衆による打込ハギ・切込ハギの石積み)、(C)3層3階の天守閣(昭和再建、川崎克氏の私財により)、(D)水堀・空堀の組合せ、(E)城下町の整備(武家屋敷、町人町)、などである。観光資源としては、(i)伊賀市の中心的な観光スポット、(ii)忍者発祥地(伊賀流忍者)との関連(伊賀流忍者博物館)、(iii)松尾芭蕉の生誕地(俳聖殿)、(iv)伊賀流忍者衣装体験、(v)年間入場者数約30万人、などである。歴史的建築の保存・修繕は、(A)文化財保護法に基づく国・自治体の支援、(B)伝統工法での修繕(漆喰塗り、檜皮葺、木造軸組)、(C)伝統技能士・宮大工の確保、(D)耐震補強と歴史的価値保存のバランス、(E)観光資源としての活用、などが課題となる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事を主業務とする明誠は、歴史的建築の修繕とは異なる事業領域だが、伝統的・装飾的な建築意匠の補修、特殊塗装による意匠演出、多彩な工法選択肢、などで歴史的・伝統的建物への対応力も備える。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!