用語集

石綿

読み方
いしわた

石綿(いしわた、Asbestos)とは、天然に産出する繊維状ケイ酸塩鉱物の総称で、英語「Asbestos(アスベスト)」の和訳である。耐熱性・耐薬品性・絶縁性・引張強度に優れ、安価で加工容易なため、20世紀を通じて建材・自動車部品・工業製品など幅広い分野で使用されてきたが、繊維の吸入により肺がん・中皮腫・石綿肺などの重篤疾患を引き起こすことが判明し、現在は世界的に使用禁止が進む有害物質である。種類は、(1)クリソタイル(白石綿、最も多用)、(2)クロシドライト(青石綿、最も発がん性高)、(3)アモサイト(茶石綿)、(4)アクチノライト、(5)トレモライト、(6)アンソフィライト、の6種類で、いずれも国際がん研究機関(IARC)グループ1(人に発がん性あり)に分類される。日本の規制経緯は、(A)1975年:5%超含有吹付け石綿原則禁止、(B)1995年:1%超含有禁止、(C)2006年:0.1%超含有全面禁止、(D)2012年:石綿障害予防規則改正(事前調査義務)、(E)2022年:解体工事の事前調査・報告義務強化(労働安全衛生法改正)、(F)2023年:石綿含有建材調査者資格者による事前調査義務化、と段階的に強化されてきた。1970〜1990年代築の建物(マンション・ビル・ホテル含む)には吹付け石綿・成形板・保温材として石綿含有建材が広く使用されており、大規模修繕・解体工事では事前調査と適切な除去・封じ込め対策が法的に必須となる。明誠は石綿関連法令を遵守した安全な大規模修繕施工体制を構築している。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!