用語集
石綿含有保温材
読み方
いしわたがんゆうほおんざい
石綿含有保温材(いしわたがんゆうほおんざい、Asbestos-Containing Insulation Material)とは、配管・ボイラー・タンク等の保温・断熱目的で使用された石綿含有材料の総称で、石綿障害予防規則上「飛散性アスベスト」(レベル2)に分類される高リスク石綿建材である。代表的な含有形態は、(1)配管保温材(パイプカバー、石綿マグネシア・石綿ケイ酸カルシウム保温筒)、(2)ボイラー・タンク被覆材(石綿テープ・石綿ロープ・石綿断熱ブロック)、(3)暖房ダクト保温材、(4)冷凍機・冷却塔被覆、(5)煙突・煙道断熱材、などである。石綿含有率は通常50〜80%と高く、解体・補修時に大量の石綿繊維が飛散するリスクが極めて高い。法的取扱いは、(A)レベル2石綿含有建材として、解体・除去前に石綿事前調査と労働基準監督署・都道府県知事への計画届出が必要、(B)作業区域の隔離・負圧管理(HEPAフィルター付き集塵装置使用)、(C)作業員への呼吸保護具(電動ファン付き呼吸用保護具)着用、(D)湿潤化処理による飛散抑制、(E)特別管理産業廃棄物としての適正処分、(F)作業記録の30年間保存、などが法定義務となる。1970〜1990年代築の中大規模ビル・工場・ボイラー設備のある建物では、石綿含有保温材が現存している可能性が高く、大規模修繕・配管更新・設備更新工事では事前調査と適切な除去対応が必須となる。明誠は法令遵守体制と有資格者ネットワーク活用により、こうした高リスク工事にも安全に対応できる体制を整備している。

