用語集
石綿濃度測定
読み方
いしわたのうどそくてい
石綿濃度測定(いしわたのうどそくてい、Asbestos Concentration Measurement)とは、作業現場・隔離区域・周辺環境の空気中に含まれる石綿繊維濃度を定量的に測定する分析業務で、石綿障害予防規則・大気汚染防止法に基づく作業環境管理の中核業務である。測定方法は、(1)位相差顕微鏡法(PCM法、JIS K 3850-1準拠、繊維本数を1L当たりで計測)、(2)分散染色法(PLM法、繊維種類同定)、(3)電子顕微鏡法(SEM・TEM法、より小さな繊維の検出)、などがあり、目的・要求精度に応じて選定する。測定地点は、(A)作業者の呼吸域(個人サンプラー)、(B)作業現場の定点(A測定)、(C)隔離区域内外の漏洩確認、(D)周辺環境(敷地境界・近隣住宅)、(E)廃棄物搬出口、などで、作業前・作業中・作業後・除去後の各段階で実施される。基準値は、(i)作業環境基準(管理区分の判定)、(ii)大気汚染防止法に基づく敷地境界基準(10本/L以下)、(iii)除去完了時の漏洩確認基準(隔離内外で同等濃度)、などが定められている。測定は専門の作業環境測定機関または分析機関に委託し、結果は石綿障害予防規則に基づき保存・公開対象となる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における石綿含有建材の除去工事では、作業環境の安全性と周辺住民・利用者の安全性を確保するため、適切な石綿濃度測定の実施が法令上・実務上必須となる。明誠は協力会社の専門機関ネットワークを活かし、適切な測定実施と結果に基づく安全管理を徹底する。

