用語集
板内寸法
読み方
いたうちすんぽう
板内寸法(いたうちすんぽう)とは、箱や容器、枠組み、建具などにおいて、外周を構成する板材の内側で計測した正味の寸法を指す用語で、外寸(外側を計測した寸法)に対する概念である。木工・建築・梱包・製缶などの分野で、収納物や嵌め込む部材が実際に収まる空間の大きさを表すため、設計・加工・検品の各段階で重要な基準となる。たとえば箱物家具では、外寸が同じでも板厚が異なれば内寸(板内寸法)は変わるため、引き出しや収納物の適合性を判断するには板内寸法の管理が不可欠である。建具や枠の製作でも、嵌め込むガラスやパネルの寸法は板内寸法を基準に決定され、クリアランス(逃げ・隙間)を見込んで加工することで、温湿度変化による伸縮や施工誤差を吸収する。板内寸法と外寸、板厚の関係を正確に把握することは、加工精度と納まりの良し悪しを左右する基礎であり、図面の寸法表記がどの基準によるかを取り違えると、部材が収まらない、隙間が空くといった施工不良につながる。大規模修繕・改修の現場でも、既存の枠や開口に新しい建具・パネル・設備を嵌め込む際には、既存開口の板内寸法を正確に実測し、製作物の寸法に反映させることが手戻りを防ぐ要となる。とくに改修では図面と現物が一致しないことが多く、現場実測の精度が品質を決める。明誠は通常足場・ロープアクセス・ハイブリッドの3工法を使い分ける大規模修繕会社として、外装・防水・タイルの改修に加え、加盟する各専門職と連携して建具・造作・設備廻りの改修にも対応する。既存建物に新部材を納める改修では、板内寸法をはじめとする精緻な実測と寸法管理が、居住者の生活影響を抑えた確実な施工と仕上げ品質の確保につながっている。

