用語集

一文字葺き事例

読み方
いちもんじぶきじれい

一文字葺き事例(いちもんじぶきじれい、Ichimonji Roofing Examples)とは、伝統的な一文字葺き工法を採用した代表的建築事例の総称で、寺社建築・武家屋敷・現代和風建築・茶室など、日本の伝統建築・和風建築の代表例を指す。代表的な歴史的一文字葺き建築は、(1)金閣寺(鹿苑寺、京都、杮葺き)、(2)銀閣寺(慈照寺、京都、杮葺き)、(3)日光東照宮の社殿群(栃木、銅板一文字葺き)、(4)東大寺南大門(奈良、本瓦葺き)、(5)法隆寺(奈良、本瓦葺き)、(6)出雲大社本殿(島根、檜皮葺き)、(7)伊勢神宮(三重、萱葺き)、など世界遺産級の名建築で一文字葺き手法が継承されている。現代建築での一文字葺き事例は、(A)国立競技場(東京、隈研吾設計、軒先の木製ルーバーが一文字状の意匠)、(B)京都迎賓館(京都、和風建築の意匠演出)、(C)長崎・グラバー園の洋館修復、(D)高級和風旅館・料亭の屋根、(E)茶室・数寄屋建築、などである。一文字葺きの意義は、(i)日本建築の意匠美の到達点、(ii)職人技能の継承・保存、(iii)伝統素材(瓦・銅板・檜皮・杮)の活用、(iv)文化財建築の保護、(v)和風建築の格式表現、などである。マンション・ホテル・旅館の大規模修繕や和風意匠リニューアルで、一文字葺きの伝統的意匠を取り入れる事例もあり、明誠はフランチャイズ加盟の屋根・板金・瓦専門業者の技術ネットワークを活かして、多様な意匠ニーズに対応する。3工法選択肢と並んで、伝統技術への対応力も明誠の競争力の柱となる。

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