用語集
1級管工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士(いっきゅうかんこうじせこうかんりぎし)とは、建設業法に基づく国家資格で、給排水・衛生・空調・換気・冷凍冷蔵・ガス・浄化槽・消火設備など管工事全般の施工管理を担う最上位の技術者資格を指す。一般財団法人全国建設研修センターが指定試験機関として実施し、第一次検定(学科)と第二次検定(実地)の2段階で構成される。一次検定に合格すると「1級管工事施工管理技士補」、二次検定にも合格すると「1級管工事施工管理技士」の称号が与えられる。受検資格は学歴と実務経験年数の組み合わせで定められ、大学指定学科卒業の場合は実務経験3年以上、それ以外は最大10年以上の実務経験が必要となる。試験範囲は管工事に関する法規(建設業法、建築基準法、労働安全衛生法、消防法、水道法、下水道法、ガス事業法、廃棄物処理法、建設リサイクル法など)、施工計画、工程管理、品質管理、安全管理、原価管理、施工要領、機材知識、設備設計の基礎など多岐にわたる。1級管工事施工管理技士の保有者は、建設業法上の「監理技術者」「主任技術者」「専任技術者」として、特定建設業の管工事業許可取得や4,500万円以上の管工事の元請工事の現場配置などに必須となる。また、建設業の経営事項審査(経審)における技術者点数の加算対象となり、公共工事入札においても評価が高い。マンション大規模修繕工事では、給排水管更新・空調設備更新・ガス管更新・消火設備更新・水質衛生管理が必要となるケースが多く、1級管工事施工管理技士の有資格者が現場代理人・主任技術者として配置されることが一般的である。明誠およびフランチャイズ加盟の管工事専門会社では、本資格を保有する技術者を多数擁し、設備改修工事を含むトータルリニューアル提案を可能としている。JCSA(一般社団法人全国建設業支援協会)でも本資格取得支援セミナーを開催し、加盟建設会社の人材育成と経営力強化を後押ししている。

