用語集
一体型マンホール
一体型マンホール(いったいがたまんほーる)とは、マンホール本体(鉄蓋)と周辺の受枠・舗装縁石・路面取り合い部などを一体構造として製造・施工する形式のマンホール製品を指す上下水道工事用語である。従来のマンホールは、底部・側壁部・上部スラブ・受枠・蓋を別々に製造してコンクリート構造体として現場で組み立てる方式であったが、これらの分離構造には継ぎ目部の浸入水(不明水)、地震時のずれ、不同沈下による段差、騒音、施工工程の煩雑さなどの課題があった。一体型マンホールはこれら課題を解決すべく、コンクリート躯体と鉄蓋受枠を工場一体成形することで、施工性・耐震性・止水性・路面平坦性を大幅に向上させた製品である。代表的なメーカーには日之出水道機器、虹技、長島鋳物、北海道造機などがあり、各社とも材料選定(鋳鉄・球状黒鉛鋳鉄・鋼板など)、表面処理(防錆塗装・防滑加工)、デザイン性(ご当地マンホール)、ロック機構(飛散防止)、可調式(路面高さ調整可能型)など独自技術を競っている。近年は気候変動による集中豪雨頻発化を背景に、内水氾濫防止のためのオーバーフロー機能付きマンホール、ガス爆発防止のための圧力開放機能付きマンホールなど、防災型マンホールの普及が進んでいる。マンション・ビル・ホテルなどの大型建築物では敷地内に汚水・雨水・電気・通信などの埋設管が多数配置されており、それらの点検・補修のために多数のマンホールが設置されている。大規模修繕工事の機会に老朽化したマンホール蓋・受枠の更新、可調式マンホールへの取替、デザインマンホールへの変更などが行われ、明誠ではフランチャイズ加盟の土木・舗装工事専門会社と連携することで、これら付帯工事もワンストップで対応している。

