用語集
一体成形
一体成形(いったいせいけい、英:Integral Molding、Monobloc Molding)とは、製品の複数の部位を別々に成形して後から接合するのではなく、最初から一つの金型で一体的に成形して完成品とする製造手法を指す。建築・建材分野では、洗面ボウルとカウンターの一体成形(人工大理石カウンター洗面)、便器とタンクの一体成形(一体型便器)、浴槽と洗い場床の一体成形(ユニットバス)、サッシ枠の一体成形(樹脂サッシ)、エクステリア部材の一体成形(FRP製スパンドレル)、ガレージドアの一体成形(オーバーヘッドドア)など多種多様な製品で採用されている。一体成形のメリットは、継ぎ目がないため水漏れ・破損リスクが低減され、清掃性・耐久性・美観性が向上すること、組立工程が不要で工場生産効率が高いこと、現場での施工時間が短縮されること、デザインの自由度が高いことなどが挙げられる。一方デメリットとしては、金型製作コストが高いため少量生産には不向き、製造設備の設備投資が大規模になる、修理時に部分交換ができず全体交換になる、運搬時に破損リスクが高まるなどの課題もある。材料としては樹脂(FRP、ポリエステル、アクリル、ABS、ポリプロピレン)、金属(アルミ、ステンレス、鉄)、人工大理石、コンクリート、セラミックなどが用いられ、用途・性能要求に応じて選定される。一体成形技術の進化は、製品の高品質化・低価格化・短納期化に直結するため、住宅設備メーカー各社が積極的に投資している分野である。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、ユニットバス交換、洗面台交換、トイレ交換、サッシ更新、外装パネル更新など、一体成形製品への置き換えが進んでおり、明誠ではフランチャイズ加盟の各分野専門会社と連携することで、最新の一体成形製品を活用したリニューアル提案を可能としている。

