用語集

一棟物件

読み方
いっとうぶっけん

一棟物件(いっとうぶっけん、英:Whole Building Property、Bulk Property)とは、収益不動産取引の世界において、1棟丸ごとが取引・所有・賃貸経営の対象となる物件を指す不動産用語である。区分所有物件(区分マンション)と対比される概念で、一棟マンション・一棟アパート・一棟ビル・一棟ホテル・一棟物流施設・一棟商業施設・一棟戸建賃貸(複数棟一括)など、所有形態が一棟単位となるすべての収益不動産が「一棟物件」と総称される。一棟物件市場は不動産業界における大きな市場セグメントで、不動産仲介会社・不動産売買会社・不動産投資ファンド・REIT・私募ファンド・個人投資家・法人投資家・海外投資家など多様なプレイヤーが参加している。価格帯は数千万円〜数百億円と幅広く、利回り水準・キャッシュフロー特性・税務メリット・運営難度・流動性などが物件規模・グレード・立地によって大きく異なる。一棟物件の取得手法には、ポータルサイト(楽待・健美家・LIFULL HOME’S・不動産投資新聞など)での公開情報からの取得、不動産仲介会社の非公開情報からの取得、不動産信託受益権としての取得、競売・任意売却物件としての取得、所有者直接交渉での取得、ファンド・REITからの取得などがある。一棟物件の評価指標として、表面利回り(年間家賃÷物件価格)、実質利回り(NOI÷物件価格、運営費控除後)、CAP利回り、IRR(内部収益率)、レバレッジ利回り、DSCR(債務返済能力)などが用いられ、運営期間中のキャッシュフロー予測と出口戦略を総合的に判断して投資判断が行われる。マンション・ビル・ホテルなど一棟物件の所有者は明誠の主要顧客で、大規模修繕工事の発注者となる。明誠では一棟物件オーナー向けの長期修繕計画提案、ライフサイクルコスト分析、ロープアクセス工法による足場費削減提案などを通じて、資産価値最大化に貢献している。

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