用語集

一方視鏡

読み方
いっぽうしきょう

一方視鏡(いっぽうしきょう、英:One-way Mirror、Half-mirror、Mirrored Glass)とは、特殊な反射コーティング処理により、片側からは鏡として機能し、もう片側からは透明窓として機能するガラス・鏡を指す建築建材用語である。マジックミラー・ハーフミラー・ワンウェイミラー・二重視鏡・反射ガラス・タイミラーなどの別称でも呼ばれる。原理は、光を一定の比率(一般に30〜50%)で反射し、残りを透過する半透過性のコーティングをガラス表面に施した構造で、明るい側からは反射が支配的で鏡のように見え、暗い側からは透過光が見えて窓のように使える。実用上、明側と暗側の照度差が20〜30倍以上必要とされ、十分な照度差がない場合は両側からぼんやり見える状態になる。用途は極めて多様で、第一に警察取調室・心理学実験室・幼児教育観察室・医療研究室など、対象者に意識させずに観察するための観察窓、第二に商業店舗のディスプレイミラー・試着室・銀行・宝石店などの防犯ミラー、第三にホテル・住宅のバスルームミラー・寝室の鏡・玄関の姿見、第四にプレゼンテーション会場・テレビスタジオの観覧窓、第五に建築外装の意匠ガラス(ミラーカーテンウォール)などである。製造には真空蒸着、スパッタリング、化学的蒸着などの技術が用いられ、コーティング材料にはアルミ・銀・クロム・チタン・金・銅などの金属薄膜が使用される。建築用としてはAGC・日本板硝子・セントラル硝子などのガラスメーカーが製品化しており、複層ガラス化・Low-E化・断熱仕様などとの組み合わせも可能である。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、エントランス・ロビー・共用部の意匠刷新で一方視鏡を採用するケースがあり、明誠フランチャイズの内装・ガラス工事専門会社が施工対応している。

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