用語集
糸面取り
糸面取り(いとめんとり、英:Hairline Chamfer、Fine Chamfer)とは、木材・石材・金属・タイル・ガラス・樹脂などの建材の角部(エッジ)に対し、極めて細い面取り(一般に0.5〜1mm程度)を施す加工方法を指す建築建材用語である。面取りには「角面取り(45度カット)」「丸面取り(R加工)」「糸面取り(極細面取り)」など複数の種類があり、糸面取りは最も控えめで自然な仕上りを実現する。糸面取りの目的は、第一に角部の鋭利さを削減して怪我のリスクを低減する、第二に塗装・コーティングの剥がれ防止(鋭角部は塗膜が薄くなりやすい)、第三に意匠的に柔らかく品のある雰囲気を演出する、第四に建材を組み合わせた際の収まりを良くするなどである。家具製造、建具製造、内装造作、洗面カウンター・キッチンカウンターの天板、石材建具、ガラス建具、樹脂建材、ステンレス建材など、建築の多様な部位で糸面取りが施されている。糸面取りの加工方法は、木材の場合はかんな・サンドペーパー・電動ルーター(糸面取り用ビット)、石材・タイルの場合はダイヤモンドホイール・砥石、金属の場合はやすり・グラインダー、ガラスの場合はダイヤモンドホイール研削などが用いられる。仕上げの精度は職人の技能・治具の精度・加工機械の性能により左右され、寸法のばらつきや角の不均一さは意匠性を損なうため、高い加工技術が要求される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における内装造作・建具・カウンター・笠木・手すりなどの新設・補修・更新の場面で、糸面取り仕様が指定されるケースは多く、特に高級グレード物件のリニューアル工事では必須の仕上仕様となる。明誠フランチャイズの木工・建具・石工・金属加工専門会社は糸面取り加工に対応できる技術と設備を有し、高品質なリニューアル工事を実現している。

