用語集
INAXミュージアム
INAXミュージアム(イナックスミュージアム)とは、株式会社LIXILが愛知県常滑市にて運営する企業ミュージアムで、タイル・建築陶器・水まわり製品・産業史をテーマとした6つの施設群の総称を指す。1980年代にINAX(旧伊奈製陶)が創業の地・常滑に開設した「INAXライブミュージアム」を母体とし、現在は「世界のタイル博物館」「窯のある広場・資料館」「やきもの工房」「土・どろんこ館」「陶楽工房」「ライブ・建築」の6施設が連携運営されている。世界のタイル博物館では、紀元前のメソポタミア・古代エジプト・古代ローマから現代までの世界各地のタイル文化・建築陶磁文化を時系列・地域別に展示しており、世界各地の歴史的建築装飾を一覧できる貴重な施設である。窯のある広場・資料館は、明治・大正・昭和期の常滑の土管工場の窯を保存復元した実物大展示施設で、産業考古学的価値を持つ国内有数の産業遺産として知られる。やきもの工房・陶楽工房・土・どろんこ館では、来館者がタイル・陶器・粘土を実際に作って体験できる参加型施設として、子どもから大人まで楽しめる教育施設として人気がある。INAXミュージアムは2009年から国の登録有形文化財・近代化産業遺産に複数の建物が指定されており、産業観光・建築観光・教育観光の重要拠点として地域経済にも貢献している。年間来館者数は10万人を超え、国内外の建築家・デザイナー・研究者・教育機関の見学先としても重要視されている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、INAXタイルを使った歴史的・文化的価値の高い建物の改修案件では、INAXミュージアムでの研修・見学を経て施工技術と意匠的見識を深めた職人による施工が重要となる。明誠フランチャイズのタイル工事専門会社も、INAXミュージアム見学・社内研修を通じて技術向上を図っている。

