用語集
いぶし銀
いぶし銀(いぶしぎん、英:Lustrous Silver、Old Silver、Antique Silver)とは、銀製品・銀メッキ製品に「いぶし加工」を施して表面を意図的に黒ずませ、深みのある古色(こしょく)の風合いを生み出した銀の色合いを指す金属加工用語である。建築・建材分野では、金属サッシ・ステンレス建具・金属手すり・装飾金物・照明器具・水栓金具・蛇口・引手・取手・蝶番(ちょうばん)など、銀色系金属部材に「いぶし銀」の風合いを意図的に再現した製品群が広く展開されている。製造方法は、第一に銀の純度・銀メッキの上に硫黄系薬剤(硫化アンモニウム・チオ硫酸ナトリウム)を作用させて化学的に酸化銀皮膜を形成する化学的いぶし、第二に砥石・ブラスト処理による物理的いぶし、第三に塗装によりいぶし調の発色を模倣する塗装的いぶし、第四にステンレスや真鍮を黒酸化処理する黒ニッケルメッキなど、多様な技法がある。意匠的な特徴は、第一に新しい光沢のある銀色ではなく、深みと落ち着きのある古色感、第二に光の反射が抑えられた品のあるマット仕上げ、第三に経年で更に味わいが深まる経年変化、第四に和風・モダン・北欧・インダストリアルなど幅広いデザインスタイルに調和する、などである。和風建築・社寺建築・茶室・古民家リノベーション・伝統的住宅・和モダン建築・ホテルのスイートルーム・高級住宅・モダンクラシックインテリアなどで多用される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における共用部・専有部のリニューアルでは、エントランス・ロビーの装飾金物、照明器具、ドアノブ・引手・蝶番、サインボード、水栓金具などのデザインに「いぶし銀」仕上げを採用するケースがあり、空間全体の格調を高める効果がある。明誠フランチャイズの金属加工・建具・水まわり工事専門会社が、デザイナーズマンション・ブランドホテルなどの高級グレード物件のリニューアルに対応している。

