用語集

鋳物ホーロー

読み方
いものほーろー

鋳物ホーロー(いものほーろー、英:Enamel Cast Iron)とは、鋳物(鋳鉄、Cast Iron)製の本体に、表面に琺瑯(ホーロー、ガラス質釉薬)を高温焼成して密着させた複合素材製品を指す建築建材・住宅設備用語である。鋳物の優れた耐荷重性・耐熱性・蓄熱性と、ホーローの優れた耐食性・清掃性・意匠性・耐熱性を組み合わせた優秀な複合材料で、住宅設備(浴槽・キッチンシンク・流し台)、料理器具(鍋・フライパン)、屋外建材(柵・門扉・建具金物・郵便ポスト)など多様な用途で使用される。ホーロー(琺瑯)は、ガラス質の釉薬(うわぐすり)を金属表面に焼成定着させた化学的に安定な被膜で、酸・アルカリ・サビ・汚れ・傷に強く、清掃性が極めて高い特徴がある。代表的なメーカーには、フランス・ル・クルーゼ(Le Creuset、料理鍋)、アメリカ・コーラー(Kohler、住宅設備)、日本のタカラスタンダード(高品位ホーロー、キッチンパネル・浴槽)、TOTO・LIXIL・INAX(鋳鉄琺瑯浴槽・洗面器)などがあり、各社とも独自の技術・意匠で製品を展開している。住宅設備分野では、第一に鋳物ホーロー浴槽(耐久性100年、保温性高、独特の重厚感、清掃容易性)、第二に鋳物ホーローキッチンシンク(耐久性高、清掃容易、デザイン性)、第三に鋳物ホーロー洗面器(耐久性、意匠性)、第四にタカラスタンダードのキッチンパネル(ホーロー製で錆びず汚れず)などが代表的である。鋳物ホーロー製品のデメリットは、第一に重量が大きく(浴槽で200〜500kg)施工が大掛かりとなる、第二に価格が高い、第三に表面のホーロー層が割れやすい(衝撃・温度急変で割れリスク)、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における浴槽更新・キッチンリニューアル・洗面台更新で、鋳物ホーロー製品への変更は高級グレード提案として有効で、明誠フランチャイズの水まわり工事専門会社が施工対応している。

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