用語集
色あせ
色あせ(いろあせ、英:Color Fading、Discoloration)とは、建築物・建材・塗装・仕上材などの表面の色が、紫外線・酸性雨・大気汚染物質・温湿度変化・経年劣化などにより、徐々に薄く・変色して本来の色を失う現象を指す建築・建材用語である。色あせは塗装・防水材・サイディング・タイル・木材・布製品・ステンレス建材など、ほぼあらゆる建材で発生する経年現象で、建物の美観・印象・資産価値に大きな影響を与える。色あせの主な原因は、第一に「紫外線」(太陽光中のUV-Aは波長315〜400nm、UV-Bは280〜315nmで、有機顔料・染料の化学結合を切断)、第二に「酸性雨」(pH5.6以下の雨水が表面塗膜・釉薬を化学的に侵食)、第三に「大気汚染物質」(NOx・SOx・PM2.5などが表面に付着・反応)、第四に「温湿度変化」(熱膨張・収縮の繰り返しで塗膜が劣化)、第五に「物理的摩耗」(風雨・砂塵・通行による表面摩耗)、第六に「経年酸化」(金属酸化・有機物の自然分解)、などである。色あせ対策の主な手法は、第一に「耐候性の高い顔料の使用」(無機顔料・酸化チタン・酸化鉄・ピグメント)、第二に「UVカット塗料の採用」(フッ素塗料・シリコン塗料・無機塗料)、第三に「保護クリア層の塗布」(クリア塗料・トップコート)、第四に「定期的な塗り替え」(10〜15年周期の維持塗装)、第五に「建材選定の最適化」(耐候性の高い建材の採用)、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における色あせ対策は中核業務で、外壁塗装の塗り替え、サイディング・ALC・タイルの補修・張替、屋上塗装の再施工、看板・サイン・植栽帯の補修などが標準的な施工メニューとなる。明誠ではフッ素塗料・無機塗料などの超高耐候性塗料の採用、ロープアクセス工法による精密施工により、長期色保持・美観維持を実現するリニューアル提案を可能としている。

