用語集
石清水八幡宮
石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)とは、京都府八幡市八幡高坊30に鎮座する全国に約4万社ある八幡宮の総本社の一つで、伊勢神宮に次ぐ皇室の宗廟(ご祈願所)として位置付けられる極めて格式高い神社を指す。創建は860年(貞観2年)、僧・行教が宇佐神宮(大分県)から八幡大神の分霊を勧請したことに始まる。主祭神は応神天皇(八幡大神)・神功皇后・比咩大神の三柱で、武運・国家鎮護の神として平安時代から朝廷・武家・庶民の篤い信仰を集めてきた。建築物としては、本殿(応神天皇・神功皇后・比咩大神の三柱を祀る八幡造の本殿)が国宝に指定されている。八幡造とは、屋根構造が前殿と後殿が連続した独特の様式で、応神天皇・神功皇后・比咩大神を祀る神社特有の格式高い建築形式である。石清水八幡宮の本殿は、1634年(寛永11年)に徳川家光により再建された極めて重要な建築物で、その複雑な架構・彩色・装飾は江戸初期の最高水準を伝える文化財として価値が高い。本殿のほか、楼門・摂社・末社・境内地が国指定史跡として保護され、毎年多くの参拝者・観光客が訪れる重要な神社である。男山と呼ばれる山頂に位置し、麓から徒歩・ケーブルカーで参拝できる立地から、京都府南部の重要な観光資源・地域シンボルとして機能している。修復工事は文化財保護法に基づき行われ、伝統工法(檜皮葺・銅板葺・漆塗・大工・建具・左官などの伝統技能)による精密な修復が継続されている。明誠の事業対象とは異なるが、日本の伝統建築・文化財建築の修復技術を理解することは、フランチャイズ加盟の伝統建築対応専門会社の技術力向上に貢献する。地域の歴史的観光資源としての石清水八幡宮は、八幡市・京都府南部の地域経済・不動産価値に大きく寄与する重要要素である。

