用語集

インスペクション

読み方
いんすぺくしょん

インスペクション(Inspection、英:Inspection)とは、不動産取引・建築工事・施設管理などの分野において、対象物の状態を専門家が客観的に検査・調査・診断する行為を指す不動産・建築用語である。日本では2018年4月の宅地建物取引業法改正により、不動産売買契約締結時の「建物状況調査(インスペクション)」の説明が宅建業者に義務化され、中古住宅取引における建物の状態を客観的に把握する重要な仕組みとして確立した。インスペクションの主な分類は、第一に「建物状況調査」(中古住宅・マンションの状態調査、国土交通省告示の調査項目に基づく劣化・耐震性・防水・設備の状態確認)、第二に「ホームインスペクション」(住宅診断、より詳細な住宅性能・劣化状況の調査)、第三に「マンション管理組合向けインスペクション」(共用部分・専有部分の状態調査)、第四に「大規模修繕計画策定インスペクション」(修繕時期・修繕内容の判定)、第五に「アスベスト含有建材調査」(解体・改修工事前の事前調査)、第六に「耐震診断」(旧耐震基準建物の耐震性能調査)、第七に「シックハウス調査」(室内空気質の調査)、などがある。インスペクションを実施する専門家は、第一に「公認ホームインスペクター」(NPO法人日本ホームインスペクターズ協会認定)、第二に「既存住宅状況調査技術者」(国土交通省告示)、第三に「マンション管理士」(国家資格)、第四に「建築士」(一級・二級建築士、構造設計一級建築士)、第五に「特定建築物石綿含有建材調査者」、第六に「建物耐震診断士」、などがある。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、事前のインスペクションは極めて重要で、第一に必要な修繕内容・予算・優先順位の判定、第二に隠れた劣化・損傷の発見、第三に修繕計画の合理化・最適化、第四に管理組合・建物オーナーへの説明資料の作成、第五に金融機関融資申請時の資料、などに活用される。明誠ではフランチャイズ加盟の建築士事務所・インスペクション専門会社と連携し、調査→診断→修繕計画策定→工事実施→検査・引渡しの一貫したサービスを提供している。

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