用語集

インダストリアルクロス

読み方
いんだすとりあるくろす

インダストリアルクロス(Industrial Cross)とは、コンクリート・メタル・サビ・モルタル・古びた壁面などの工業的素材の質感を、ビニル壁紙(クロス)の表面処理で再現した意匠系壁紙の総称を指す。サンゲツ・リリカラ・東リ・トキワ・シンコール・ルノンなど国内主要壁紙メーカーが各社のラインナップに「コンクリート調」「メタル調」「インダストリアル」「ロフト」などのテーマで多数の品番を展開している。本物のコンクリート打ち放し仕上げや錆び加工は、施工技術と工期、そしてコストを必要とするため、視覚的にこれらの素材感を再現できるインダストリアルクロスは、リノベーション・店舗内装・モデルルーム・賃貸住宅などで重宝される。技術的には、グラビア印刷・凹凸エンボス加工・特殊インキ・パール・メタリック顔料・凹凸シボなどの組み合わせで素材感をリアルに表現しており、近年はデジタル印刷技術の進化により、写真品質に近い精密な再現が可能となった。機能面では、防火認定(不燃F☆☆☆☆相当)、ホルムアルデヒド対策、防カビ加工、抗菌加工、防汚加工などが標準仕様となっており、住宅から商業施設・医療福祉施設まで幅広く採用される。インダストリアルクロスは、サンゲツのリザーブシリーズ、リリカラのウィルシリーズ、東リのパワー1000シリーズなど、各社の主力カタログで「リアルテクスチャー」「素材感」のキーワードで検索しやすく整理されている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、共用部廊下・エントランス・エレベーターホールの内装リニューアル時に、コストを抑えつつ高級感や個性を演出する手段としてインダストリアルクロスが多用される。明誠ではフランチャイズ加盟の内装工事専門会社と連携し、既存建物の意匠刷新によるテナント満足度向上・賃料水準維持の提案を行っている。

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