用語集
インテリジェントビル
インテリジェントビル(Intelligent Building、Smart Building)とは、情報通信技術(ICT)、IoT、AI、ビル管理システム(BAS)、エネルギーマネジメント(BEMS)、セキュリティシステム、OAフロア配線などの高度な情報設備を統合的に備え、知的かつ効率的な運営が可能なオフィスビル・複合ビル・施設を指す現代の建築用語である。1981年に米国IBM社が「インテリジェントビル」というコンセプトを提唱し、1980〜90年代に世界的なオフィスビル建築のトレンドとして広まった。日本では1985年に通商産業省(現経済産業省)のJDB(日本ビル設備協会)がインテリジェントビル研究会を発足させ、業界標準の確立とともに普及が進んだ。インテリジェントビルの主な機能要素は、第一に「コミュニケーション機能」(LAN・Wi-Fi・光ファイバー・5G・電話設備の整備、ビデオ会議システム)、第二に「ビル管理機能」(BAS:Building Automation System、空調・照明・防災・セキュリティの自動制御)、第三に「セキュリティ機能」(入退室管理、監視カメラ、防犯センサー、生体認証)、第四に「エネルギーマネジメント機能」(BEMS:Building Energy Management System、空調・照明の最適制御、太陽光・蓄電池・V2Hの統合運用)、第五に「フレキシビリティ機能」(OAフロア、可動間仕切り、レイアウト変更対応)、第六に「アメニティ機能」(カフェテリア、リフレッシュエリア、共用ラウンジ、シャワー、サイクルポート)などである。近年は「スマートビル」「ZEBビル(Net Zero Energy Building)」「ZEHビル」「ウェルネスビル(WELL認証)」など、より高度な進化形が登場している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、築20〜40年の既存ビルをスマートビル化・インテリジェントビル化する「リニューアル・コンバージョン」需要が急増している。明誠ではフランチャイズ加盟の電気・通信・設備工事専門会社と連携し、既存ビルのスマート化リニューアル工事をワンストップで提供している。

