用語集

インバーター蛍光灯

読み方
いんばーたーけいこうとう

インバーター蛍光灯(Inverter Fluorescent Light)とは、蛍光灯の点灯方式の一種で、商用周波数(50/60Hz)を電子的に高周波(20〜100kHz)に変換するインバーター制御によって点灯させる照明器具を指す。従来の「磁気式安定器」(チョークコイル+グロー球による点灯方式)に対する「電子式安定器」「Hf(高周波点灯方式)」とも呼ばれる。インバーター蛍光灯の主なメリットは、第一に「ちらつきの抑制」(高周波点灯により目に見えるちらつきがほとんどない)、第二に「省エネ性」(従来比20〜30%の消費電力削減)、第三に「明るさの向上」(同じワット数でも光出力が高い)、第四に「ランプ寿命の延長」(蛍光ランプの寿命が約1.5倍に延びる)、第五に「即時点灯」(点灯時のチカチカやタイムラグがない)、第六に「軽量化」(磁気式安定器より軽量・コンパクト)などである。1990年代から普及が進み、2000年代にはオフィス・学校・病院・店舗などの商業空間で標準的な照明として広く採用された。代表的な蛍光ランプの規格はHf32W(直管型)、Hf45W(U字型)、Hf86W(環形)などで、パナソニック、東芝、岩崎電気、三菱電機、ホタルクスなどが主要メーカーであった。しかし2010年代以降、LED照明の急速な普及と高効率化により、新規導入はLEDへ置き換わりつつある。2020年代には水銀使用に関する国際条約(水俣条約)の影響で、蛍光灯の製造・輸入が段階的に禁止される方向であり、既存のインバーター蛍光灯も順次LED化が進められている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における照明設備リニューアルでは、既存のインバーター蛍光灯をLED照明器具に更新することが標準的となっている。LED化により、消費電力50%以上削減、ランプ寿命10倍以上、メンテナンスコスト大幅削減、CO2排出量削減(脱炭素対応)などの効果が得られる。明誠フランチャイズの電気工事専門会社では、共用部・専有部のLED化リニューアルを多数手掛けている。

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