用語集
インパクトレンチ
インパクトレンチ(Impact Wrench)とは、ボルト・ナットなどの大径締付部材を打撃式トルクで締付・緩める電動工具・空気圧工具の一種を指す。インパクトドライバーが主に小〜中径ビスを対象とするのに対し、インパクトレンチはより大径・高トルクの締付作業に特化した工具である。動作原理は同じく回転と打撃を組み合わせた機構だが、出力トルクは100〜2,000N・m(ニュートンメートル)と極めて高く、自動車のホイールナット、建設機械のボルト、橋梁・鉄塔・鉄骨建築物の高力ボルト、機械設備の据付ボルト、配管フランジボルトなど、人の手では締められない高トルク締付に対応できる。動力源は、第一に「電動式(コード式)」(100V/200V電源、強力で大型)、第二に「コードレス式(バッテリー式)」(18V/36V/40Vmaxのリチウムイオン電池)、第三に「空気圧式(エア式)」(コンプレッサーから空気圧を供給、自動車整備工場等で多用)、第四に「油圧式」(極大トルクの建設・橋梁・船舶工事用)に分かれる。主要メーカーはマキタ、HiKOKI、リョービ、ボッシュ、デウォルト、ミルウォーキー、エマソン(Ridgid)、TONE、ハイトルク(HiTorque)、空研、瓜生製作などである。建築・土木の専門用途では、第一に「鉄骨工事」(高力ボルト摩擦接合の本締め、トルシア型ボルトの締付)、第二に「足場工事」(クランプ・ジョイントの締付)、第三に「機械設備工事」(重量機器・空調機・ボイラー・受変電設備の据付)、第四に「橋梁・道路工事」(橋桁ボルト、ガードレールボルト、標識ボルト)、第五に「自動車整備」(タイヤ交換、エンジン整備)などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における鉄骨補強工事、外壁パネル取付、設備機器更新、避難ハシゴ・手すり・笠木の固定など、多様な工種でインパクトレンチが活用される。明誠フランチャイズの加盟会社では、各工種に応じた最適なインパクトレンチを保有し、ロープアクセス工法を含む現場で安全・効率的な高所作業を実現している。

