用語集

インフラドック

読み方
いんふらどっく

インフラドック(Infrastructure Dock、Infrastructure Health Check)とは、社会インフラ(橋梁、トンネル、ダム、河川施設、港湾施設、上下水道施設、電力施設、公共建築物等)に対し、人間の健康診断(人間ドック)に類似した定期的・包括的な点検・診断・劣化評価・維持管理計画立案を行うインフラメンテナンスのフレームワークを指す。代表的なものとして、「橋梁ドック」(橋梁の床版・主桁・支承・伸縮装置・舗装・防水・付属物等の総合点検)、「ダムドック」(ダム本体・洪水吐・取水設備・電気機械設備・貯水池・基礎地盤等の総合点検)、「トンネルドック」(覆工コンクリート・路面・照明・換気・防災設備等の総合点検)、「上水道ドック」(管路・浄水場・配水池・ポンプ場等の総合点検)、「下水道ドック」(管路・処理場・ポンプ場等の総合点検)などがある。インフラドックの主な目的は、第一に「劣化の早期発見」(重大事故・サービス停止の予防)、第二に「ライフサイクルコスト最適化」(予防保全による更新コスト削減)、第三に「アセットマネジメント基礎データ収集」(戦略的維持管理計画の根拠)、第四に「説明責任の確保」(市民・利用者・関係者への安全性証明)、第五に「保険・賠償リスク低減」(事故時の責任関係の明確化)などである。診断手法は、目視点検、打音検査、超音波探傷検査、X線検査、赤外線サーモグラフィー、ドローン点検、3Dスキャナー、AI画像解析、IoTセンサーモニタリングなど多様な技術を組み合わせて実施される。マンション・ビル・ホテルなどの民間建築物にも、同様の考え方の「建物ドック」「マンションドック」「ビルドック」が普及しつつあり、定期的な総合診断による予防保全と長期修繕計画立案が重要視されている。明誠ではフランチャイズ加盟の建築診断・調査専門会社と連携し、ロープアクセス工法による外壁打診調査、赤外線サーモグラフィー浮き検出、ドローン屋上点検等を組み合わせた「マンションドック」サービスを提供し、収益不動産オーナーへの予防保全コンサルティングを実現している。

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