用語集
WILLIAM
WILLIAM(ウィリアム)とは、フランスのPETZL(ペツル)社が製造販売するロープアクセス用大型梨形カラビナの代表的な製品名を指す。「WILLIAM」はペツル社のカラビナ製品ラインの命名規則(人名)に従った商品名で、大型・大容量のカラビナとして、確保器・8環下降器・アンカーポイント接続等の用途で広く使用されている。WILLIAMの主な特徴は、第一に「大型サイズ」(内寸約23mm×27mmの大開口、複数のロープ・ストラップ・機材を同時接続可能)、第二に「梨形フォルム」(涙滴型・洋梨型の独特な形状で、荷重を最適点に集中させる)、第三に「高強度」(縦方向破断強度27kN、横方向7kN、ゲート閉時7kN、ゲート開時7kN等の高性能スペック)、第四に「軽量化」(最新のアルミ合金製でも約75g程度)、第五に「ロック機構の多様性」(スクリュー式、ボール式、3段階自動ロック式のオートロック等のバリエーション展開)、第六に「人間工学設計」(手の指への引っかかり感、操作性の良さ)、第七に「CE/UIAA/EN認証」(欧州・国際クライミング基準の認証)などである。ロープアクセス工法における主な用途は、第一に「確保器・自己確保システム」(メインロープへの確保接続)、第二に「8環下降器・ID/IDS等の降下器の接続」、第三に「ハーネスへの主接続点」、第四に「マスターポイント」(複数のロープが集中するメインアンカー)、第五に「機材接続」(ハンマー、ドリル、ロープバッグ等の機材携行)、第六に「アンカーポイント間の中継」(ロープ展開時の経由点)などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事におけるロープアクセス工法施工現場では、各作業員が複数のWILLIAMカラビナを装備し、安全な作業システムを構築している。カラビナはロープアクセスの安全を支える最重要機材の一つで、品質・性能・認証の信頼性が極めて重要であり、ペツル製品は世界中の産業ロープアクセス現場で標準的に使用されている。明誠ではロープアクセス工法のフランチャイズ運営において、IRATA・SPRAT国際基準に準拠した装備・機材・訓練体制を加盟会社全体で標準化し、ペツル等の世界水準機材を活用した安全管理を実現している。日本初のロープアクセス工法フランチャイズ展開の安全基盤を支える重要要素である。

