用語集

WilliamMorris

読み方
うぃりあむもりす

ウィリアム・モリス(William Morris、1834〜1896)とは、19世紀イギリスの詩人・思想家・デザイナー・社会活動家で、アーツ&クラフツ運動(Arts and Crafts Movement)の創始者として知られる人物を指す。1834年3月24日、ロンドン郊外のウォルサムストーで裕福な事業家の家に生まれ、オックスフォード大学エクセター・カレッジで神学・古典学を学んだ後、建築家ジョージ・エドマンド・ストリート(George Edmund Street)の事務所で建築を学んだ。同事務所で生涯の友となる建築家フィリップ・ウェッブ(Philip Webb)と出会い、また同時期にエドワード・バーン=ジョーンズ(Edward Burne-Jones)、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(Dante Gabriel Rossetti)、ジョン・ラスキン(John Ruskin)等のラファエル前派・思想家たちと交流を深めた。1861年に「モリス・マーシャル・フォークナー商会(Morris, Marshall, Faulkner & Co.)」を友人らと共同設立し、1875年に「モリス商会(Morris & Co.)」として再編成。1881年にはロンドン郊外のマートン・アビーに自社工房を設立し、壁紙・テキスタイル・ステンドグラス・タペストリー・カーペット・家具・装飾本(ケルムスコット・プレス)等の生産を行った。代表的な意匠には、「Trellis」(1862、最初の壁紙)、「Daisy」、「Fruit」、「Pomegranate」、「Honeysuckle」、「Snakeshead」、「Strawberry Thief」(イチゴ泥棒、1883)、「Willow Bough」(柳の枝、1887)、「Bird and Anemone」、「Acanthus」、「Pimpernel」等の自然モチーフを基調とした名作群がある。モリスは「Have nothing in your house that you do not know to be useful, or believe to be beautiful(あなたの家には、有益と知っているものか、美しいと信じているものしか置くな)」という名言を残し、現代の生活美学・サステナブルデザイン・ミニマリズムの先駆けとなる思想を示した。社会主義者としても活動し、『News from Nowhere』(理想郷だより、1890)等の著作で社会変革思想を発信した。モリスの意匠は現在もMorris & Co.ブランド(現サンダーソン社所有)として継続生産され、世界中で愛用されている。明誠フランチャイズの内装工事専門会社では、モリス壁紙等を活用した格調高いインテリア提案を実現している。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!