用語集
ウェットブラスト
ウェットブラスト(Wet Blast、Wet Blasting)とは、湿式ブラスト工法の英語表現で、研磨材(砂・スチールショット・グリット・グラスビーズ・アルミナ等)と水を同時に噴射することで、対象物表面を清浄化・素地調整する工法を指す。一般的な「ドライブラスト」(乾式ブラスト、研磨材のみを高圧空気で噴射)に対し、ウェットブラストは水を混ぜることで、第一に「粉塵発生の大幅抑制」(粉塵が水で湿潤化、空気汚染・健康被害防止)、第二に「衝撃力の緩和」(対象物への損傷リスク低減)、第三に「研磨材の飛散抑制」(粉塵・小片の飛散範囲縮小)、第四に「環境配慮」(VOC(揮発性有機化合物)排出ゼロ、化学薬品不使用)、第五に「狭隘部・複雑形状への対応」(水による潤滑効果で奥まで届く)、第六に「研磨材の再利用性向上」(水と分離して再使用可能)などのメリットがある。一方デメリットとして、第一に「装置の複雑性・コスト」(水処理設備・粉塵処理設備が必要)、第二に「水の確保・処理」(用水の調達と排水処理)、第三に「鉄部の発錆リスク」(処理後すぐに防錆処理が必要)、第四に「冬季の凍結対応」などがある。ウェットブラストの主な用途は、第一に「鋼構造物の塗装下地調整」(橋梁、鉄塔、タンク、プラント設備)、第二に「コンクリート表面の研磨・洗浄」(外壁、床、橋梁、トンネル)、第三に「歴史的建造物の洗浄」(石材・レンガ・コンクリート表面の汚れ除去)、第四に「金属部品の脱錆・脱スケール」(自動車部品、機械部品、配管)、第五に「壁面・床面の塗装剥離」(塗膜除去)、第六に「彫刻・装飾の修復」(精密な素地調整)などである。代表的なブラスト施工会社・装置メーカーには、ニッペコーティング、関西ペイント、日本ペイント、染めQテクノロジィ、サンドブラスト機器メーカー(マコー、富士製作所、サンドブラスト工業等)があり、ウェットブラスト工法に対応する装置・施工サービスを提供している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における外壁素地調整・鉄部素地調整・床面研磨等で、ウェットブラストの活用は、周辺住民・テナント・通行人への騒音・粉塵影響を最小化しながら高品質な素地調整を実現する手段として有効である。明誠フランチャイズの塗装・防水工事専門会社では、ロープアクセス工法と組み合わせたウェットブラスト施工に対応し、収益不動産オーナーへの環境配慮型リニューアル提案を実現している。

