用語集
WELL認証
WELL認証(WELL Certification、WELL Building Standard)とは、米国のIWBI(International WELL Building Institute、国際ウェル建築協会)が運営する建築物のウェルビーイング(人間の健康・幸福)評価認証制度を指す。2014年に第一版が発表され、現在は第二版(WELL v2)として運用されている。WELL認証は建物の環境品質を「人間の健康・幸福・生産性に対する影響」という観点から評価する世界初の建築認証制度で、LEED(米国の環境性能評価)、BREEAM(英国の環境性能評価)、CASBEE(日本の環境性能評価)等の従来の環境認証が「建物の環境性能(エネルギー、CO2、水、材料等)」を主に評価するのに対し、WELLは「建物が利用者の健康・幸福に与える影響」を中心に評価する点が独自である。WELL認証の評価項目は10カテゴリーに分かれ、第一に「空気(Air)」(換気、空気質、汚染物質除去)、第二に「水(Water)」(飲料水質、給水機の配置)、第三に「栄養(Nourishment)」(健康的な食事の提供、栄養教育)、第四に「光(Light)」(自然光、人工光、サーカディアンリズム対応)、第五に「運動(Movement)」(運動促進設計、階段利用、フィットネス施設)、第六に「温熱快適性(Thermal Comfort)」(温湿度、放射温度、温熱環境)、第七に「音(Sound)」(騒音抑制、音響快適性、プライバシー)、第八に「素材(Materials)」(有害物質規制、サステナブル素材)、第九に「心(Mind)」(メンタルヘルス支援、ストレス低減、休憩エリア)、第十に「コミュニティ(Community)」(社会的つながり、アクセシビリティ、ダイバーシティ)の各観点で評価される。認証レベルはブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4段階で、各項目のスコア合計により決定される。WELL認証は、オフィス、住宅、ホテル、商業施設、医療施設、教育施設等のあらゆる建築物に対応可能で、世界各国で取得実績が急増している。日本でも大企業本社、ハイクラスマンション、5つ星ホテル、外資系企業オフィス等で取得実績が増えている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においても、WELL認証取得を視野に入れたリニューアルが資産価値・テナント魅力度・国際的競争力を高める戦略となる。明誠フランチャイズの建築・電気・設備工事専門会社では、WELL認証対応のリニューアル提案にも対応している。

