用語集
WALLCOVERINGS壁装材
WALLCOVERINGS(壁装材)とは、建築の壁面仕上に用いられる装飾材料の総称を指す英語の業界用語で、Wallpaper(壁紙)よりも広い概念として、壁紙、ビニルクロス、テキスタイル壁紙、和紙、紙クロス、不織布壁紙、ガラスクロス、織物クロス、フィルム系壁装材、立体壁装材、エンボス壁紙、コンテンポラリー壁装材など、壁面に貼り付ける装飾材全般を包括する現代の建築壁面仕上材の体系的分類概念である。日本国内のWALLCOVERINGS市場規模は約3,000〜4,000億円程度(2024年時点)で、住宅市場・非住宅市場(商業・ホテル・オフィス・医療福祉)の両方で巨大な需要を持つ。素材別の分類は、第一に「ビニルクロス」(PVC樹脂を主成分、市場の約8割を占める日本独自の標準仕様)、第二に「紙クロス・和紙壁紙」(和の意匠、輸入クロスの一部)、第三に「織物クロス」(高級グレード、ホテル・サロン向け)、第四に「不織布壁紙」(欧米標準、近年日本市場でも拡大)、第五に「ガラスクロス」(防火認定対応の上塗り基材)、第六に「特殊機能壁紙」(消臭・抗菌・抗ウイルス・防カビ・スーパー耐久・吸放湿・調湿・電磁波シールドなど)に分類される。代表的なメーカーには、サンゲツ、東リ、リリカラ、シンコール、トキワ、ルノン、トミタ、川島織物セルコン、菊水ケミカル、フィルプ、フィッシャーバー、フリント(旧Wallcoveringsライセンス)、コールアンドサン(英)、ファロー&ボール(英)、ハープス・トラベス(英)など、国内外多数のブランドが市場で競争している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における共用部・専有部リニューアル提案では、WALLCOVERINGSの選定が空間印象を大きく左右する要素となるため、機能性能(防火・抗菌・耐久)と意匠性能(色・柄・テクスチャー)の両面から最適選定が必要である。明誠フランチャイズの内装工事専門会社では、各社製品の取扱経験を有し、収益不動産オーナーへの提案力を高めている。JCSAでも壁紙関連の技術セミナーを定期開催している。

