用語集

ウォシュレット一体形便器

読み方
うぉしゅれっといったいがたべんき

ウォシュレット一体形便器(一体型温水洗浄便座便器)とは、便器・便座・タンク(または水栓)が一体的にデザイン・製造された温水洗浄便座付便器を指し、現代の高級トイレの主流形式となっているタンクレス・スリムデザインの統合型衛生器具概念である。従来は「便器」「便座」「ロータンク」が個別に製造され、現場で組み合わせて設置するのが標準だったが、1990年代以降、TOTO・LIXIL・Panasonic・東芝などが一体型のスリムなデザインを次々と投入し、急速に普及した。本製品の特徴は、第一に「優れた意匠性」(タンクレスでスリムなデザイン、空間が広く見える)、第二に「コンパクトな寸法」(奥行きが短く狭小トイレに最適)、第三に「機能の統合」(温水洗浄・乾燥・脱臭・暖房・自動開閉・自動洗浄・節水などの機能を最初から内蔵)、第四に「節水性能の高さ」(4L程度の少量水で確実に流すウォシュレット最新世代)、第五に「掃除のしやすさ」(フチなし便器・凹凸の少ない表面)、第六に「省エネ性能」(瞬間式給湯・人感センサー連動の節電制御)などが挙げられる。代表的な製品ラインナップとして、TOTOの「ネオレスト」シリーズ(NX、AS、AH、DH、RS、LSなど各種グレード)、LIXILの「サティス」シリーズ(Gタイプ、Sタイプ、Eタイプ、Yタイプ)、Panasonicの「アラウーノ」シリーズ(L150、L300、S160、Vタイプ、SⅡタイプなど)、JANIS(旧東陶ハッチ)の「TANSI」シリーズなど。価格帯は20〜50万円程度(本体価格、設置工事費別)と高級グレードに位置付けられる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における高級グレードの設備更新では、一体形便器への変更が空間グレード感を一段引き上げる差別化要素として有効。給水・排水・電源工事の調整が必要で、特に水道直結式の場合は水圧確認(最低0.05〜0.1MPa以上必要)が重要。明誠フランチャイズの設備工事専門会社では、便器更新工事の総合対応が可能で、収益不動産オーナーへの差別化提案を支援している。JCSAでもユーザビリティ・SDGs(節水)対応の最新衛生器具情報を発信している。

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