用語集

ウォシュレット温水

読み方
うぉしゅれっとおんすい

ウォシュレット温水(おしり洗浄温水機能)とは、TOTO「ウォシュレット」を代表とする温水洗浄便座における、暖かい水流でおしり・ビデ部分を洗浄する基本機能を指す。給水方式により「タンク貯湯式」と「瞬間式」の2方式に大別され、それぞれ特徴と用途が異なる現代の衛生器具の中核機能概念である。第一に「タンク貯湯式」は、便座内に1〜2L程度の温水タンクを内蔵し、ヒーターで常時保温する方式で、安定した湯温が得られる反面、保温電力を継続消費するためエネルギー効率は劣る。第二に「瞬間式」は、洗浄水を瞬時にヒーターで加熱する方式で、省エネ性能に優れ、湯切れの心配がない一方、初期コストが高い。両方式とも、温度設定は通常28℃〜40℃(5〜10段階)、水勢調整は5〜7段階で可能。水栓は便器側面または上部にあり、リモコンで全機能を制御するのが標準的なユーザーインタフェース。健康・衛生面では、痔疾予防、便秘改善、肛門周辺の清潔保持などのメリットがあり、医療・介護分野でも積極的な活用が進んでいる。一方、過度な使用は肛門皮膚の乾燥・温水依存症・痔の悪化を招くため、適切な使用が推奨される。日本の代表的なメーカーは、TOTOの「ウォシュレット」シリーズ(アプリコット、SB、KSなど各グレード)、LIXILの「シャワートイレ」シリーズ(リテール用・住宅設備用・公共施設用)、Panasonicの「ビューティ・トワレ」シリーズなど。世帯普及率は約80%以上で、世界でも極めて高い普及率を誇る。海外展開も進み、米国・欧州・中国・韓国・東南アジアでも「Japan Toilet」として認知が拡大している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における設備更新工事では、ウォシュレットの更新が必須項目となっており、節水性能向上・衛生機能向上・省エネ性能向上が同時に実現される。給水管接続、排水位置、電源工事(接地付コンセント、漏電遮断器対応)の3点が確実に確保されているかが施工時の重要確認事項。明誠フランチャイズの設備工事・電気工事専門会社では、ウォシュレット更新の総合対応を提供している。JCSAでも最新衛生器具情報を加盟会社向けセミナーで発信している。

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