用語集

受金物

読み方
うけかなもの

受金物(うけかなもの、Receiving Bracket、起点金物)とは、サイディング工事の下端で外装材を起点支持する金物を指し、前項「受け金物」と同義で、サイディング起点位置を確実に確定する役割を担う、サイディング工事の基本部材概念である。「受け金物」「受金物」は同一物の表記揺れで、業界・メーカーにより両表記が併用される。本部材の重要性は、第一に「サイディングの水平基準の確立」(最初の1段目の水平精度が、その上のすべての段の精度を決定)、第二に「外装材の自重支持」(経年でも変形しない確実な支持)、第三に「水切り機能」(雨水を建物外側に排出)、第四に「通気層の確保」(外壁通気工法における必須要素)、第五に「基礎・土台部の保護」(基礎への直接的な雨水浸入を防ぐ)などである。施工上の留意点として、第一に「水平精度」(レーザー墨出し器による正確な水平調整、長距離での水平誤差を最小化)、第二に「適切な固定」(基礎・土台への確実な金具固定、釘・ビス・アンカー打ち)、第三に「適切な位置決め」(土台水切りの高さ調整、サイディング厚・通気層厚との関係)、第四に「サイディング下端の納まり」(受け金物への適切な差し込み)、第5に「コーキング処理」(接合部のシーリング、防水処理)、第六に「換気孔の確保」(虫の侵入を防ぎつつ通気を確保)などが挙げられる。代表的なメーカー製品として、ニチハ「ストレートエッジカット用受金物」「窯業系サイディング用受金物」、ケイミュー「下地金具」「水切り金物」、旭トステム外装「Apetiteシリーズ用金物」、JFE鋼板「ガルバリウム鋼板水切り金物」、福岡鋼鈑「外装金物」など、サイディング製品メーカーがそれぞれ最適化された金物を提供している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における外装更新工事では、既存サイディングの撤去と同時に既存受金物の状態確認、必要に応じた交換が標準的に行われる。長期的な耐久性確保には、ガルバリウム鋼板・SUS304等の耐食性の高い素材選定が重要。明誠フランチャイズの外装工事専門会社では、サイディング工事の総合対応経験を蓄積し、収益不動産オーナーへの最適な外装改修提案を提供している。ロープアクセス工法の活用により、足場仮設なしでの部分張替・金物交換施工も可能となる。

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