用語集
打たせ湯
打たせ湯(うたせゆ、Utase-yu、Cascade Shower)とは、温泉旅館・スーパー銭湯・スパ・サウナ施設において、天井から温泉や湯を流して肩・首・腰に当てるマッサージ機能を指す浴槽設備を指す現代の温泉・スパ施設の代表的なヒーリング設備概念である。日本古来の湯治文化に由来し、特定の温泉地(草津温泉、奥飛騨温泉、登別温泉、湯村温泉、有馬温泉等)の伝統的な入浴方法として親しまれてきた。現代では、温泉旅館・スーパー銭湯・スパ・サウナ施設・ホテルの大浴場・スポーツクラブのリラクゼーション設備として広く採用されている。本設備の主な仕様は、第一に「天井からの湯流」(天井に設置した噴出口から湯を落下、水流の高さは1.5〜3m)、第二に「水流の調節」(水量・水温・水圧の調整可能)、第三に「マッサージ効果」(落下する湯の衝撃で筋肉・肩こりを和らげる)、第四に「血行促進」(温熱と水流刺激による血行改善)、第五に「リラクゼーション効果」(水音による聴覚的リラックス)などである。設計上の留意点として、第一に「水流の高さと衝撃強度の調整」(あまり強すぎると怪我のリスク)、第二に「水温管理」(38〜42℃程度の適温維持)、第三に「水質管理」(循環濾過、塩素濃度、レジオネラ菌対策)、第四に「滑り対策」(床面の滑り抵抗値確保)、第5に「衛生管理」(毎日の清掃、定期的な配管洗浄)などが重要となる。レジオネラ菌対策は特に重要で、平成14年の宮崎県日向市の温泉施設集団感染事件以降、保健所の規制が厳格化され、定期的な水質検査と消毒管理が義務付けられている。代表的な設備メーカー・施工会社には、TOTO、LIXIL、Nikko Industries、大林Hot Spa(大林組系)、株式会社川本第一製作所、株式会社カクダイ、株式会社三栄水栓製作所、株式会社千葉設備、テスク株式会社など。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における高級ホテル・ハイクラスマンションの大浴場・スパ施設リニューアル提案では、打たせ湯の新設・更新が、差別化された魅力的なアメニティ提案として有効。特にインバウンド観光客向けのホテル・温泉旅館では、伝統的な日本の入浴文化を体験できる設備としての価値が高い。明誠フランチャイズの設備工事・防水工事専門会社では、温浴施設のリニューアル工事に対応可能。JCSAでも宿泊施設・温浴施設の最新トレンドを発信している。

