用語集
内階段
内階段(うちかいだん、Internal Staircase)とは、建物内部に配置された階段を指し、外階段(建物外部にある階段)と区別される現代の建築計画における基本概念である。階段は建物の上下階移動の中核機能で、住宅・マンション・ビル・ホテル・商業施設のすべてにおいて配置・形状・意匠が建築計画の重要要素となる。本部材の主な分類は、第一に「マンション住戸内階段(メゾネット階段)」(住戸内の上下階移動)、第二に「戸建住宅の階段」(玄関・LDK・寝室を結ぶ)、第三に「ビル内階段」(避難階段、緊急時の上下階移動)、第四に「商業施設の階段」(顧客動線、サイン階段、開放的な意匠階段)、第五に「ホテル内階段」(客室階の上下階移動)などである。形状別の分類として、第一に「直階段」(一直線、最もシンプル)、第二に「折り返し階段(U字階段)」(中間踊り場で180度方向転換)、第三に「曲がり階段(L字階段)」(中間踊り場で90度方向転換)、第四に「螺旋階段(らせん階段)」(中心軸周りに回転、コンパクト)、第五に「スキップフロア階段」(中間階の段差を利用したスキップフロア)などが、建築計画と意匠に応じて選択される。法的規制として、第一に「建築基準法第30条」(共同住宅の階段寸法、踏面15cm以上、蹴上23cm以下等)、第二に「住宅性能表示制度」(手すり、転落防止、滑りにくさ)、第三に「バリアフリー法」(公共建築物の階段基準)、第四に「消防法」(避難階段の基準、特別避難階段の基準)などが適用される。素材・意匠の選択肢として、第一に「木製階段」(住宅向き、温かみ)、第二に「鉄骨階段」(モダン、シャープ)、第三に「コンクリート階段」(耐久性、大型施設)、第四に「ガラス・アクリル階段」(透明感、現代的意匠)、第五に「複合材階段」(木目柄ステンレス、アルミ等)など多様である。代表的なメーカー・施工会社には、ノダ、永大産業、ウッドワン、ナルカーン、大建工業、住友林業クレスト、リブハウス、住林ホームテック、井上鋼業、東洋ステンレス工業など。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における共用部・専有部の内装リニューアル工事では、階段のリニューアル(踏板・蹴込み板・手すりの更新、塗装、ノンスリップ加工、滑り止めシート貼り)が標準的に行われる。明誠フランチャイズの内装工事専門会社では、階段リニューアルの総合対応が可能。JCSAでもバリアフリー・安全設計のセミナーを開催している。

