用語集

打ち替え

読み方
うちかえ

打ち替え(うちかえ、Sealant Recaulking、シーリング打ち替え)とは、既存のシーリング材を完全に撤去し、新しいシーリング材を充填する補修方法を指し、外壁の防水性能を回復する大規模修繕工事の中核工法概念である。シーリング材は外壁の目地・サッシ周り・取合い部に充填される弾性のある防水材で、経年(10〜15年)で硬化・ひび割れ・剥離・破断が発生し、雨水浸入のリスクが高まる。打ち替え工法は、これらの劣化シーリングを根本的に更新する確実な工法として、大規模修繕工事で標準的に採用される。本工法の手順は、第一に「既存シーリングの撤去」(カッターでの切断、引き剥がし、目地内の完全除去)、第二に「目地清掃」(ホコリ・湿気・古い接着剤の除去、エアブロー、溶剤拭き)、第三に「マスキングテープ貼り」(目地周囲の養生)、第四に「プライマー塗布」(シーリング材と下地の密着力向上、メーカー指定プライマー)、第五に「バックアップ材設置」(目地深さ調整、3面接着回避)、第六に「シーリング材充填」(カートリッジガンによる充填、ヘラ仕上げ)、第七に「マスキングテープ剥がし」(シーリング材硬化前に除去)、第八に「養生」(適切な硬化時間の確保、48〜72時間)の流れで進められる。シーリング材の種類は、第一に「変成シリコン系」(最も標準的、塗装可能、耐候性10〜15年)、第二に「ポリウレタン系(ウレタン系)」(塗装可能、耐候性10年程度)、第三に「ポリサルファイド系」(耐候性、耐熱性)、第四に「シリコン系」(高耐久だが塗装不可、トイレ・浴室等の防水用)などが、用途・部位に応じて選定される。打ち替え工法のメリットは、第一に「根本的な更新で長期耐久性確保」、第二に「目地状態の確認・補修機会」、第三に「下地状態の点検」など。デメリットは「コスト・工期が大」。比較対象として「打ち増し工法」(既存シーリングの上に新規充填)があるが、打ち増しはコスト・工期が小さい代わりに耐久性は劣る。代表的なシーリング材メーカーには、サンライズMSI、コニシ、シャープ化学、信越化学、東レダウコーニング、セメダイン、横浜ゴム、ハマタイトなど。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、外壁シーリング打ち替えが最重要工種の一つで、明誠フランチャイズの防水工事専門会社では、ロープアクセス工法と組み合わせた打ち替え施工を通じて、足場費削減と高品質仕上の両立を実現している。

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