用語集

打継ぎ

読み方
うちつぎ

打継ぎ(うちつぎ、Construction Joint)とは、硬化したコンクリートに新規コンクリートを継いで打設するコンクリート施工技法を指し、現代のRC造工事の重要な施工技法概念である。前項「打ち継ぎ」と同一の意味だが、表記の違いとして「打ち継ぎ」「打継ぎ」「打継」など複数の表記揺れがあり、業界・図書・契約書により表記が混在する。本工程の重要管理項目は、第一に「打継位置の適切な選定」(応力の小さい箇所、構造上の重要部位を避ける)、第二に「打継時期の管理」(先行打設後の硬化時間、新規打設時の温度・湿度条件)、第三に「打継面処理」(レイタンス除去、目荒らし、清掃、湿潤養生)、第四に「接着促進処理」(プライマー塗布、せん断キーの設置)、第5に「コンクリートの品質管理」(先行・新規の配合バランス、温度差、強度発現)、第6に「振動締固め」(打継面に十分なバイブレーターを当てて新旧の一体化を促す)などである。打継位置の選定基準として、第一に「水平打継は柱・壁の天端、スラブ下端」(応力の小さい位置)、第二に「梁中央部・スラブ中央部は避ける」(曲げモーメントが大きく、漏水・剥離リスクが高い)、第三に「打継面を傾斜させ、漏水排出を促す形状」、第四に「止水板の埋設」(重要部位)などが標準的に採用される。新旧コンクリートの一体化を促進する方法として、第一に「ケミカルアンカー・コッターによる機械的接合」、第二に「鉄筋の連続性確保」(既存鉄筋の露出、新規鉄筋の連続施工)、第三に「界面接着剤(エポキシ系プライマー)」、第四に「機械的接合具(コッター、シャープリンク)」などが用いられる。コンクリート規格として、JIS A 5308「レディーミクストコンクリート」、JIS A 0203「コンクリート用語」、JASS5「鉄筋コンクリート工事仕様書」(日本建築学会)などが標準的に参照される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における打継部のトラブル(漏水、強度不足、ひび割れ)への対応として、明誠フランチャイズの防水・補修工事専門会社では、第一に「漏水箇所の特定」、第二に「打継部の状態調査」、第三に「適切な補修工法の選定」(樹脂注入工法、シール工法、止水板埋設工法、ライニング工法等)、第四に「長期的耐久性の確保」を統合的に提案している。JCSAでもRC造補修技術のセミナーを開催している。

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