用語集

内廊下

読み方
うちろうか

内廊下(うちろうか、Interior Corridor、Inside Hallway)とは、マンション・ビル・ホテルの共用廊下を建物内部に配置する形式を指し、ホテルライク・高級グレード仕様として現代の高級マンションで採用される現代の集合住宅の差別化要素概念である。一般的な外廊下(建物外側に共用廊下を配置、ベランダのような開放的な空間)に対し、内廊下は廊下が建物内部に配置されるため、雨風・季節変動の影響を受けず、空調された快適な共用空間を提供できる。本形式の特徴は、第一に「高級感・ホテルライク」(一流ホテルの客室階を彷彿させる重厚感)、第二に「全天候対応」(雨雪・強風・夏冬の温度に影響されない)、第三に「セキュリティ性向上」(外部からの視認・侵入が困難)、第四に「プライバシー保護」(玄関の出入りが外部から見えない)、第五に「空調・照明の統合管理」(共用部の温度・湿度管理)、第六に「内装の意匠的自由度」(壁紙・床材・照明の選択肢が広い)などが挙げられる。一方、課題として、第一に「建築コストの上昇」(外廊下と比較して延床面積が大きくなる、空調・照明・換気のコスト)、第二に「容積率の制約」(共用廊下も延床面積に算入される場合)、第三に「換気・採光の確保」(自然換気・採光の代わりに機械換気・照明)、第四に「ランニングコスト」(空調・照明電力、メンテナンス)、第五に「火災時の避難計画」(避難経路の確保)などがある。建築計画上の工夫として、第一に「中央コア型」(住戸が外周配置、コアに内廊下)、第二に「ダブルコリドール型」(並行する2本の内廊下、住戸が両側配置)、第三に「アトリウム型」(吹抜けと組合せ、自然採光・換気を確保)、第四に「ホテルライク仕様」(カーペット床、間接照明、防音壁、観葉植物配置)など多様な配置・意匠が採用される。代表的な内廊下マンションは、東京の超高層タワーマンション(六本木ヒルズレジデンス、ザ・パークハウス西新宿タワー60、ザ・ニッセイガーデンタワーマンションなど)、高級分譲マンション(パークコート、グランドメゾン、ザ・タワーシリーズ)などで標準採用される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における内廊下のリニューアル提案では、第一に「カーペット・床材の更新」、第二に「壁紙・天井・照明の意匠刷新」、第三に「空調・換気設備の更新」、第四に「セキュリティシステムの更新」、第5に「防火避難計画の見直し」などが標準メニューとなる。明誠フランチャイズの内装・電気・設備工事専門会社では、内廊下リニューアルの総合対応が可能で、収益不動産オーナーへの高級グレード維持提案を行っている。JCSAでも高級マンション維持管理のセミナーを開催している。

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