用語集
WOODDIPS
WOOD-DIPS(ウッドディプス)とは、田島ルーフィング株式会社が販売する木造陸屋根用のルーフデッキ下地・アスファルト防水断熱工法を指し、木造大型建築物の陸屋根防水システムとして現代の建築防水業界で重要な位置を占める専用工法概念である。本工法は、木造の梁・小屋組の上に専用のルーフデッキ(YPパネル)を敷き、その上に断熱材と複層アスファルトルーフィングを施工することで、断熱・防水・耐火を統合的に実現する高性能防水システムである。田島ルーフィングは1919年創業の老舗防水材メーカーで、本工法は近年の木造大型建築(中層集合住宅、商業施設、保育園、福祉施設、医療施設等)の増加に対応して開発された木造陸屋根のトップソリューションである。本工法の主な構成は、第一に「YPパネル」(木造下地と断熱材を一体化した複合パネル、施工効率を大幅向上)、第二に「アスファルトプライマー」(下地接着)、第三に「複層改質アスファルトルーフィング」(防水主層、複数層の重ね張りで高耐久性確保)、第四に「断熱層」(硬質ウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム等)、第五に「アスファルト系仕上層」(保護仕上、耐候性確保)などである。技術特徴は、第一に「断熱と防水の同時実現」、第二に「軽量化」(木造構造への負荷を最小化)、第三に「30分耐火認定」(建築基準法の耐火要求への対応)、第四に「長期耐用年数」(標準15年〜30年)、第五に「メンテナンス性」(部分補修・更新が容易)などである。木造大型建築の市場拡大として、CLT(Cross Laminated Timber、直交集成板)、集成材、軸組工法の進化により、3階建て以上の木造建築・大型木造建築が増加しており、本工法のような専用防水システムの需要が拡大している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事との直接的関連は小さいが、明誠ではフランチャイズ加盟の防水工事専門会社が田島ルーフィング製品の認定施工技術を有し、特殊用途の木造建築の防水工事にも対応可能。JCSAでも木造建築・防水技術のセミナーを定期開催している。

