用語集
埋込コンセント
埋込コンセント(うめこみコンセント)とは、壁内のボックスに本体を完全に埋め込み、化粧プレートのみが壁面と同一面で露出するタイプの一般的な配線器具を指す。現代住宅・マンション・ホテル・オフィスビルなどあらゆる建築物の電気設備において標準仕様となっており、見た目がすっきりして家具との干渉が少ないため、内装意匠と機能性を両立する基本的な電気部材として位置付けられている。構造的には、壁内に取り付けた金属製・樹脂製の埋込連用取付枠(あるいはアウトレットボックス)に対し、コンセント本体(差込口)をネジ止めし、最後に化粧プレート(コンセントカバー)で表面を覆う三層構造となっており、JIS C 8303・内線規程に基づく構造規格が定められている。形状は1口・2口・3口・4口の連用タイプから、抜止形、接地2P、接地3P、200V、IH調理器用、エアコン用、防水型、USB一体型、雷サージ防護付き、デジタルメーター付きなどの多様な機能型に派生しており、用途・電気容量・施工場所に応じた選定が可能である。代表的なメーカーは、Panasonic(コスモシリーズワイド21)、神保電器、東芝ライテック、明工社、河村電器産業、未来工業など。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における専有部リフォーム・共用部電気設備更新の際には、コンセントの増設・移設・USB一体型への更新・IoT対応スマートコンセントへの転換などが収益不動産オーナーの差別化提案として有効で、賃貸物件の競争力向上に直結する。明誠フランチャイズの電気工事専門会社では、コンセント増設・回路新設・分電盤更新までを一括対応し、ロープアクセス工法と組み合わせた共用部外灯回路の改修や、足場仮設なしでの分電盤交換等も対応可能である。JCSAでも電気工事関連の技術セミナーを開催し、加盟会社の最新規格・施工技術の習得を支援している。

