用語集

裏打ち紙

読み方
うらうちがみ

裏打ち紙(うらうちがみ)とは、壁紙(クロス)の裏面に貼り合わされる紙基材・不織布基材を指し、壁紙の施工性・寸法安定性・接着性能・耐久性能を支える壁紙の基本構造の一部を担う部材概念である。壁紙は表面の意匠層と裏面の裏打ち層から成り立っており、裏打ち紙の素材により壁紙のクラス分類が決まる。代表的な裏打ち材として、第一に「特殊紙裏打ち」(最も普及、軽量・低コスト、量産壁紙の標準)、第二に「不織布裏打ち」(伸縮性が小さく、目地ズレ・突き付け施工に強い、ヨーロッパ製壁紙で標準)、第三に「織物裏打ち(フリース)」(高級壁紙、寸法安定性が極めて高い)、第四に「裏打ちなし(自貼り)」(特殊シール式壁紙)などである。裏打ち紙の機能は、第一に「糊付け時の伸縮抑制」(伸びすぎ・縮みすぎを防止して施工精度確保)、第二に「目地の浮き上がり防止」、第三に「壁紙表面の引張強度補強」、第4に「壁紙下地への接着性能確保」、第五に「カットしやすさ・取り扱いやすさ」などである。日本工業規格(JIS A 6921 壁紙)では、裏打ち紙の種類・厚み・引張強度などの規格が定められている。代表的な壁紙メーカーは、サンゲツ、リリカラ、東リ、シンコール、トキワなど。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における専有部リフォーム・共用部内装更新の際には、壁紙の張替が主要工事項目となり、施工性に優れた不織布裏打ち壁紙への変更により施工品質と工期短縮を両立する提案が増えている。また、デザイン性の高いヨーロッパ製不織布壁紙の採用により、ホテルライク・ラグジュアリー感の演出も可能で、収益不動産オーナーの差別化戦略として有効である。明誠フランチャイズの内装工事専門会社では、壁紙の選定・施工・補修まで一貫対応し、ロープアクセス工法と組み合わせた共用部内装更新の効率的提案を行っている。JCSAでも内装関連セミナーを開催している。

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